スポーツ観戦初心者の視点で体験!愛犬連れラグビー観戦のリアルレビュー
みなさんは、普段スポーツ観戦をしますか?
正直に言うと、私はこれまでスポーツ観戦とはほぼ無縁でした。
テレビもあまり見ず、どのスポーツでもルールは詳しく分からない。
「興味はあるけれど、きっかけがない」まさに、そんなタイプです。

そんな立場から今回取材したのが、日本ラグビー史上初となる“愛犬連れ観戦”イベント「One Festival」。
東芝ブレイブルーパス東京が主催する、愛犬と一緒にラグビー観戦を楽しめる特別な試合です。
犬連れでも安心できる、専用動線とエリア設計

会場となったのは、東京都調布市にある味の素スタジアム。
最寄り駅である京王線「飛田給(とびたきゅう)駅」から徒歩圏内とアクセスが良く、今回はドッグシート専用の入場ゲート(北1ゲート)が設けられていました。
一般来場者とは異なる動線で入場できるため、犬連れ来場者が「人混みで犬が驚かないか」「周囲に迷惑をかけてしまわないか」といった不安を感じにくい設計になっています。

また、公共交通機関での来場が基本となる一方で、駐車場付きチケットを利用すれば車での来場も可能。
荷物が多くなりがちな犬連れにとって、移動手段を選べる点は安心材料のひとつだと感じました。
ゲート周辺には愛犬と過ごせるベンチや休憩スペース、ペットカート置き場もあり、入場前後に落ち着いて準備できる点も印象的でした。


北1ゲートからドッグシートエリアへ向かう動線上には、犬連れ来場者向けのブースも点在。
公益社団法人が運営する、日本初の動物専門オンライン寄付サイト「アニマル・ドネーション」による展示をはじめ、ニチガスの紹介ブース、東芝ブレイブルーパス東京による愛犬用オフィシャルグッズの販売などが行われており、入場から着席までの時間も楽しみながら過ごせる工夫が感じられます。

また、愛犬連れOKエリアがわかるように、スタッフによる声掛けや掲示もあり、会場内のすみ分けがしっかりとされている印象でした。

マナーへの配慮が、安心感につながる


入場時には犬用オムツの配布があり、ゴミ回収の案内も明確。
マナーベルト着用、伸縮リードNGなどルールがしっかりと設定されており、
元ドッグトレーナーの視点から見ても、トラブルを未然に防ぐための配慮が行き届いた設計だと感じました。
実際、会場内で吠え続ける犬や、排泄マナーに関するトラブルは見られず、
飼い主さん一人ひとりが周囲を意識しながら行動している様子が印象的でした。
音や雰囲気は?犬たちのリアルな反応
スポーツ観戦と聞くと、「大きな音」「激しい応援」を想像する方も多いと思います。
私自身も、犬が驚かないかが一番の不安でした。

ですが実際のラグビー観戦は、想像していたよりもずっと落ち着いた雰囲気。
アナウンス音はあるものの、常に大音量というわけではなく、応援も比較的穏やかです。
犬たちの反応もさまざまで、
周囲の刺激に少しソワソワする子もいれば、足元で伏せて休んでいる子も。
初めての環境に緊張しやすい犬は、早めに来場して音や雰囲気に慣らしてあげると、より安心して過ごせそうです。


「観戦しなきゃ」じゃなく、「一緒に過ごす」感覚

ドッグシートでは、愛犬にも1席分のスペースが用意されています。
足元が窮屈にならず、飼い主も犬も無理のない姿勢で過ごせるのは大きなポイントです。

「試合をちゃんと理解しなければ」「応援しなければ」と気負う必要はなく、犬と一緒にその場の空気を楽しむ、という感覚でいられたのが印象的でした。
スポーツ観戦初心者の私にとっても、犬がそばにいることで自然と肩の力が抜け、「分からなくても楽しんでいいんだ」と思えた時間でした。
犬がいるからこそ、広がる新しい選択肢

犬との暮らしが中心になると、どうしても行動範囲は限られがちです。
「犬がいるから無理」「預けないと行けない」そんな理由で諦めてきた体験も、少なくありません。
犬がきっかけで、これまで縁のなかったスポーツ観戦に触れる—
そんなやさしい入口として、「One Festival」はとても印象的な試合でした。
今回の体験を通して感じたのは、「犬連れでできる・できない」という線引きそのものではなく、環境やルールが整うことで、犬とのお出かけの選択肢は着実に広がっていくということでした。
どんな犬と、どんな暮らしをしているかによって、求める体験の形は少しずつ異なります。だからこそ、こうした取り組みが積み重なっていくこと自体に、大きな意味があると感じています。
私たち「いぬのまどぐち」は、あそび・学び・体験の情報を通じて、新たな行動を後押しする「あそびのメディア」です。
今回の体験を通して、愛犬と一緒にスポーツ観戦を楽しめるという選択肢が、今後さらに広がっていく可能性を強く感じました。将来的に犬種や体格の幅が広がれば、小型犬だけでなく中・大型犬と暮らす飼い主にとっても、より身近な体験になっていくはずです。
これからも私たちは、現場で感じたことを当事者の視点から伝えながら、犬と人が一緒に楽しめる場の広がりを応援していきたいと考えています。

実際にドッグシートで観戦した方へのインタビューはこちらから!

取材:いぬのまどぐち/ドッグトレーナー・片寄智慧
取材協力:東芝ブレイブルーパス東京
編集・校正:いぬのまどぐち/今村奈緒菜

