愛犬と一緒にスポーツ観戦できる機会はまだまだ少ないもの。
「犬は落ち着いていられる?」「ラグビーって初めてでも楽しめる?」と不安に思う方も多いでしょう。
先日行われた東芝ブレイブルーパス東京の試合で実施されたドッグシート企画の様子はこちらからご覧いただけます。

今回は、ドッグシートで観戦してくださった方へのインタビュー回です!
いぬのまどぐちでは、東芝ブレイブルーパス東京のドッグシート企画を記念し、「犬連れ専用エリア内ドッグシート」の観戦チケットを5組にプレゼントするキャンペーンを実施。
このキャンペーン応募時には、スポーツ観戦やラグビー経験、愛犬とのお出かけ状況などについて事前アンケートをお願いしました。
その内容を踏まえ、当選者5組に試合後に改めてインタビューを実施。
スポーツ観戦やラグビー初体験の方から経験者まで、それぞれの率直な感想をお届けします。
事前のアンケート項目はこちら
❶スポーツ観戦歴はありますか?(来場・TV問わず)
❷愛犬とのスポーツ観戦をしたことはありますか?
❸ラグビー観戦をしたことはありますか?
❹【東芝ブレイブルーパス東京】というラグビーチームを知っていましたか?
❺ 今回ご応募くださったキッカケはなんですか?
❻愛犬と一緒にラグビー観戦をするにあたり不安事項はありますか?
琥珀ちゃん(マルプー)「ルールが分からなくても、見ているうちに楽しくなりました」

❶スポーツ観戦歴→野球, サッカー, バスケットボール
❷愛犬とのスポーツ観戦歴→なし
❸ラグビー観戦歴→なし
❹【東芝ブレイブルーパス東京】を知っていますか?→知らない
❺ 応募のキッカケ→愛犬とスポーツ観戦がしたいから, 飼い主様がラグビーに興味があったから
❻不安事項→元気いっぱいワンパクっ子なので周りにどんな子が来るか
ラグビー観戦は今回が初めての琥珀ちゃんの飼い主さん。
「最初は“端っこにボールを置けばいいんだな”くらいの理解でした(笑)」とのことでしたが、試合が進むにつれ少しずつ流れが分かってきたそうです。
ゴールの仕組みがシンプルなため、後半には自然と「今、何が起きているか」が理解できるようになったとのこと。
試合当日を迎えるにあたり、元気いっぱいの琥珀ちゃんが試合中どんな様子か心配だったそうですが、ドッグシートの空間は犬と飼い主に余裕がある作りで、周囲の犬や飼い主も互いに気遣っている様子に一安心!

ラグビー初観戦でも、“分からないなりに楽しめる”という体験が、今回の一番の収穫だったのかもしれません。
「次にこういう機会があれば、犬のために何を持ってこようかな。おもちゃ?長持ちおやつ?」
そんな言葉から、初めての一歩が前向きな体験になったことが伝わってきました。
まめちゃん(柴犬)「大きな音が心配だったけれど、想像以上に落ち着いて過ごせました」

❶スポーツ観戦歴→野球、バレー、大相撲
❷愛犬とのスポーツ観戦歴→なし
❸ラグビー観戦歴→TV
❹【東芝ブレイブルーパス東京】を知っていますか?→知っている
❺ 応募のキッカケ→愛犬とおでかけしたいから, 飼い主様がラグビーに興味があったから, ラグビー大好き
❻不安事項→音に対しての反応。
ラグビー観戦の経験はあったものの、愛犬と一緒となると「音の大きさ」が一番の不安だったという、まめちゃんの飼い主さん。
歓声や応援、笛の音など、どの程度響くのか分からず、参加前は少し迷いもあったそうです。
当日ドッグシートに案内されて、まず感じたのは観客の声が直接耳に入ってきにくい配置だったこと。
犬連れ専用エリアとして一般席と距離が取られており、周囲の雰囲気を感じつつも、過度な刺激は抑えられている印象を受けたといいます。
まめちゃんは、最初こそ周囲を気にする様子を見せていましたが、時間が経つにつれて伏せの姿勢で過ごす場面も増え、落ち着いた様子に。
大きな応援の声が上がる場面でも、過度に驚いたり、パニックになることはありませんでした。
「音に弱いから難しいかもしれない、と思っていたんですが想像以上に安心して過ごせました」
ドッグシートでは、周囲の犬たちもそれぞれのペースで観戦。
立ち上がって周囲を眺める犬、座って静かに過ごす犬など、“こうあるべき”を求められないドッグシートの自由な空気感も、飼い主にとって心強かったといいます。
今回の体験を通して、「音がある場所=無理」と決めつけるのではなく、
新しい場所に慣れる・不必要に吠えないなどといった日々の練習の大事さについてもお話ししてくれました。

バレットちゃん(ビションフリーゼ)「観戦経験者だからこそ感じた、ドッグシートという新しい選択肢」

❶スポーツ観戦歴→野球, バレー,ラグビー
❷愛犬とのスポーツ観戦歴→なし
❸ラグビー観戦歴→TV, スタジアム
❹【東芝ブレイブルーパス東京】を知っていますか?→知っている
❺ 応募のキッカケ→愛犬とスポーツ観戦がしたいから
❻不安事項→とくになし
愛犬はお留守番をしている中、スタジアムにてラグビー観戦をした経験があるという、バレットちゃんのご家族。
飼い主さんは会場の雰囲気や観戦スタイルにも慣れているご夫婦です。
今回、愛犬と一緒にドッグシートで観戦するにあたり、「犬連れ専用エリアだと、視界や臨場感が制限されるのではないか」という心配もあったといいます。
しかし実際に座ってみると、その印象は大きく変わったそう。
「フィールドまでの距離感も想像以上に近く、“ちゃんと観戦している”感覚は、普段の観戦とほとんど変わりませんでした」
ドッグシートのある場所は、飼い主だけの観戦ならば、いつも選ばないエリア。
そのエリアからの観戦も愛犬と一緒だからこその特別な経験ですね。
また、今回のシートには愛犬にも1席分のスペースが確保されており、足元に余裕がある設計。
一般席だと無いこの空間の余裕は、バレットちゃんにとっても過ごしやすかったようで、周囲を眺めたりしながら、落ち着いていたといいます。
周りの席も同じく犬連れの来場者だったため、吠え声や動きに対して過度に気を遣うことなく、「お互いさま」という空気感の中で観戦できた点も安心材料に。
応援の音やアナウンスについても、一般席と比べて大きな違和感はなく、試合の盛り上がりはしっかりと伝わってくる一方で、犬にとって過度な刺激になりにくいバランスだったと感じたそうです。

「ドッグシートがあることで、TVで見るかお留守番してもらうかという選択を、愛犬と一緒にスタジアムで楽しめる形に自然に切り替えられました」
観戦経験があるからこそ感じたのは、ドッグシートが“特別な我慢を伴う席”ではないということ。
犬がいるから観戦できないのではなく、犬がいても選べる観戦スタイルが増えた。
そんな実感を持てた一日だったと、バレットちゃんのご家族は話してくれました。
ポチちゃん(ノーフォークテリア)「日本では珍しい体験、やっと叶った」

❶スポーツ観戦歴→野球, サッカー, ラグビー
❷愛犬とのスポーツ観戦歴→なし
❸ラグビー観戦歴→TV, スタジアム
❹【東芝ブレイブルーパス東京】を知っていますか?→知っている
❺ 応募のキッカケ→愛犬とスポーツ観戦がしたいから, 飼い主様がラグビーに興味があったから
❻不安事項→とくになし
ポチちゃん(ノーフォークテリア)の飼い主さんは、ラグビー経験者。かなりのラグビー通とお見受けしました。
「愛犬と一緒に観戦できる機会をずっと待っていました。海外ではスポーツ観戦と犬連れが当たり前のところもありますが、日本ではなかなかないので、今回のキャンペーンは本当に貴重です」と飼い主さん。実は、キャンペーンに当選する前からチケットを購入していたほど、この体験を楽しみにしていたのだとか。
スタジアムに到着すると、犬専用の動線やドッグシートのスペースがしっかり確保されており、初めての環境でもポチちゃんは落ち着いて過ごすことができました。飼い主さんも「犬連れだと、どうしても周囲に迷惑をかけないか心配になりますが、入場から座席までの動線や周囲の配慮がきちんとしていて安心できました」と語ります。
試合中、犬たちはほとんど静かにしており、ポチちゃんも膝の上でリラックス。飼い主さんは「ラグビー経験者として純粋に試合を楽しめただけでなく、犬がそばにいることで自分自身も肩の力が抜けて、全く違う観戦体験ができました」と笑顔を見せてくれました。
今回の経験を通して、ポチちゃんと飼い主さんは「犬がいるからこそ、スタジアムでの新しい楽しみ方に気付けた」と実感。最後には、「こういった機会があれば、ぜひまた参加したい」と熱い気持ちを伝えてくれました。

スパロウちゃん(ジャックラッセルテリア) 「まずは迫力を楽しむ。それで十分」

❶スポーツ観戦歴→野球, サッカー, バレー, ラグビー
❷愛犬とのスポーツ観戦歴→なし
❸ラグビー観戦歴→スタジアム
❹【東芝ブレイブルーパス東京】を知っていますか?→知っている
❺ 応募のキッカケ→主人が元ラグビー選手ですが、一緒に観戦したことがないので!
❻不安事項→万が一、犬が音や人の多さに不安を感じていそうな場合、キャリーリュックに入れようと思っています。キャリーリュックの持ち込みはできますか?
スパロウちゃんの飼い主ご夫妻は、ラグビーが大好き。特に旦那さんは元ラグビー選手ということもあり、試合の迫力や選手の動きに目が行きつつも、愛犬と一緒に観戦できる特別な時間を楽しみにしていたそうです。
「愛犬と一緒に観戦できるのが何より嬉しいです。スタジアムの雰囲気や迫力あるプレーを見ながら、犬と一緒に過ごすだけで十分楽しめます」と飼い主さん。初めてスタジアムでラグビーを観る方でも、無理にルールを追いかける必要はなく、まずは迫力や空気感を楽しむことができると話します。
スタジアムに到着すると、ドッグシート専用のスペースや動線、周囲への配慮が行き届いていることに安心感を覚えたそうです。犬たちもほとんど静かに過ごしており、スパロウちゃんも足元で落ち着いて座っていました。
飼い主としても犬がそばにいることで、自分たちも自然にリラックスして観戦できたと話していました。
「今回の体験を通して、犬と一緒に新しい観戦の楽しみ方を発見できました。スタジアムでのラグビー観戦は、犬がいるからこそ新しいきっかけが生まれる」と笑顔で締めくくってくれました。

ドッグシート企画の仕掛け人にもインタビュー!

今回のドッグシート企画の仕掛け人である、マイクロオーナーズ代表の藤澤佳穂さんにもお話を聞くことができました。
ご自身もボストンテリアの飼い主である藤澤さんは、「メジャーリーグで愛犬と始球式を見た経験をきっかけに、日本でも愛犬とスポーツ観戦できる環境を作りたい」と企画を立ち上げたそうです。
実現までには賛否両論あり、約1年半の準備期間を経て今回の開催に至ったとのこと。「普通に人がいるところに、当たり前に犬たちがいる社会を作れたら幸せ」と語る藤澤さん。今回のドッグシートは、「日本ラグビー界の犬連れ観戦の第一歩として、今後も広がりを見せていくでしょう」というお話に、ワクワクが止まりませんね!
熱中できる趣味をつくるキッカケは、どこにあるか分からない!

今回の取材では、試合を観ながら参加者の声を直接聞くことができ、ラグビー観戦の楽しさを実感できました。
ラグビーは、初めての方でも十分楽しめるスポーツ。会場の雰囲気やアナウンス、スクリーンでの解説、観戦時に配られる冊子など、ルールが分からなくても試合の流れや迫力を感じられる工夫が随所にあります。

今回取材した犬連れ専用エリアでは、マナーベルト着用や伸縮リード禁止など、ルールが整備されており、安心して観戦できる環境が整っていました。参加者の方々も、犬の様子をよく観察し、必要に応じて柔軟に対応していたため、トラブルはほとんどなかったようです。こうした積み重ねが、犬と一緒に行ける場所を増やし、安心して楽しめる文化をつくることにつながります。
インタビューした5組の方々からは、犬と一緒だからこそリラックスして観戦できた、新しい体験や趣味につながった、という声が多く聞かれました。そして、こうした体験は観戦後も広がります。今回初めてラグビーを観た方も、テレビで試合が流れるたびに「犬と一緒に観戦したな」と思い出し、自然とラグビーに興味を持つキッカケになるのです。
「犬と一緒にスタジアムで観戦する楽しさが、ラグビーの魅力を知るキッカケになった」
こうして犬連れ観戦を通じて、ラグビーを好きになる人が少しずつ増えていく――
それこそが、今回のドッグシート企画が生み出す新しい価値だったのかもしれません。
また次回、こんな機会があるときは、ぜひさらに多くの飼い主さんと愛犬に体験していただきたいですね。

取材:いぬのまどぐち/ドッグトレーナー・片寄智慧
取材協力:東芝ブレイブルーパス東京
編集・校正:いぬのまどぐち/今村奈緒菜

